Web3/Blockchain
Web3マーケティングの失敗例7選——プロジェクトがつまずく典型パターンと回避策
フォロワー買い、エアドロップ狙いのファーマー集め、KOLの選定ミス——Web3マーケティングには業界特有の失敗パターンがあります。支援の現場で繰り返し目にしてきた7つの典型例と、その回避策をまとめました。

Web3プロジェクトのマーケティングには、Web2とは違う独特の落とし穴があります。そして興味深いことに、失敗のパターンは驚くほど共通しています。
この記事では、Web3マーケティングの支援現場で繰り返し目にしてきた典型的な失敗例7つを、回避策とセットで紹介します。これからWeb3事業を始める方は、同じ穴に落ちないためのチェックリストとしてお使いください。
失敗1:フォロワーを買って「にぎやかな廃墟」を作る
ローンチ前に見栄えを整えようと、フォロワーやコミュニティメンバーを購入するプロジェクトは後を絶ちません。しかしbotのフォロワーは何も買わず、何も広めません。それどころか、エンゲージメント率の不自然な低さから「数字を買っているプロジェクト」だと業界関係者にはすぐ見抜かれ、かえって信頼を失います。
回避策:数字の大きさではなく、少数でも実在するファンの熱量づくりに投資します。100人の本物のファンは、10万のbotより価値があります。
失敗2:エアドロップで「ファーマー」だけを集める
トークンの無料配布(エアドロップ)は強力な集客手段ですが、設計を誤ると報酬だけが目当ての「エアドロップファーマー」ばかりが集まります。彼らはトークン配布の瞬間に売り抜けて去り、コミュニティには誰も残りません。
回避策:単純な登録・フォローではなく、プロダクトの実利用や継続的な貢献に報酬を紐づけます。「配って終わり」ではなく「使い続ける理由」までを設計します。
失敗3:KOLをフォロワー数だけで選ぶ
Web3には、フォロワーを偽装したKOLや、報酬をもらった銘柄を無差別に宣伝するアカウントが一定数存在します。数字だけで選ぶと、費用を払ったのにコミュニティには誰も来ないという結果になりがちです。
回避策:過去案件で実際に人が動いたか、コメント欄の質、フォロワーの実在性まで確認して選定します。詳しい方法は海外版・優良インフルエンサーの見分け方で解説しています。
失敗4:コミュニティを立ち上げて放置する
DiscordやTelegramのサーバーを開設したものの運営リソースを確保しておらず、質問が数日放置される「無人のコミュニティ」になっているケースです。Web3ではコミュニティの活気がプロジェクトの信頼指標として見られるため、放置は静かにプロジェクトの評価を下げていきます。
回避策:モデレーターの配置やイベントの定例化など、立ち上げ前に運営体制まで設計します。社内で回せない場合はコミュニティ運営代行という選択肢もあります。
失敗5:日本と海外で同じ打ち出しをする
Web3はグローバル市場が前提ですが、国・地域ごとに規制もユーザーの温度感も、使われるSNSもまったく違います。日本向けの丁寧な解説コンテンツを英訳しただけでは海外コミュニティには刺さらず、逆に海外流の攻めた表現をそのまま日本に持ち込むと規制リスクを踏みます。
回避策:市場ごとにメッセージとチャネルを分けます。海外と日本の暗号資産市場の違いを先に押さえておくと設計しやすくなります。
失敗6:トークン価格をKPIにする
トークン価格は市況に大きく左右される、自分たちではコントロールできない指標です。価格をKPIに置くと施策が短期の価格対策に寄っていき、プロダクトの成長もコミュニティの信頼も後回しになります。
回避策:アクティブユーザー数、コミュニティ参加率、実利用の指標など、自分たちの施策で動かせるKPIを設計します。
失敗7:規制・ステマ対応を後回しにする
日本では2023年10月からステルスマーケティング規制が施行され、広告であることを隠したPR投稿は景品表示法違反になります。暗号資産まわりは金融規制も絡むため、「海外ではみんなやっている」を日本にそのまま持ち込むと一発でつまずきます。
回避策:PR表記の徹底と表現レビューのフローを最初から組み込みます。国内外の規制を踏まえた運用設計は、経験のあるパートナーと組むのが安全です。
まとめ:共通項は「数字の見栄え」を追ってしまうこと
7つの失敗に共通するのは、フォロワー数・メンバー数・価格といった「見栄えの数字」を優先し、熱量の実体づくりを後回しにすることです。Web3マーケティングの本体は、コミュニティの信頼を積み上げる地道な設計にあります。
DawinはWeb3関連事業のマーケティングで国内トップレベルの実績があります。戦略設計からKOL選定・コミュニティ運営まで、海外マーケティング支援サービスでご相談いただけます。
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