Web3/Blockchain

【WebX 2026レポート】アジア最大級Web3カンファレンスから読み解く、Web3業界の最新トレンド5選

2026年7月13日・14日に東京で開催されたWebX 2026。高市首相のメッセージ、3メガバンクや BlackRockら伝統金融の登壇、ステーブルコイン実店舗決済の初公開、メタプラネットやトム・リー氏が示すDATの潮流など、登壇者・出展企業・Xでの反応から2026年のWeb3業界を動かす5つのトレンドを解説します。

2026年7月13日・14日、東京・ザ・プリンス パークタワー東京にて、アジア最大級のWeb3カンファレンス「WebX 2026」が開催されました。主催は日本最大級の暗号資産・Web3メディアCoinPostが企画・運営する一般社団法人WebX実行委員会。世界中から政府要人、金融機関、Web3プロジェクト、投資家、起業家が集結し、チケットは完売。会期中はXでも「#WebX2026」の投稿が国内外から相次ぎ、日本のWeb3業界の熱量を象徴するイベントとなりました。

本稿では、WebXに実際に登壇したスピーカーの顔ぶれ、スポンサー・出展企業の変化、そして会場・SNSでの反応から、2026年のWeb3業界を動かす5つのトレンドを読み解きます。

この記事でわかること

  • WebX 2026の登壇者・スポンサーの顔ぶれから見える業界の地殻変動

  • ステーブルコイン・DAT・AIなど、2026年のWeb3を動かす5つのトレンド

  • 日本企業・日本のプロジェクトがこの流れをどう活かすべきか

WebX 2026とは——「クリプトの祭典」から「国家級カンファレンス」へ

WebXは2023年に始まり、今回で4回目を迎えたアジア最大級のWeb3カンファレンスです。今年の特徴は、その「格」の変化にあります。開幕には高市早苗内閣総理大臣がビデオメッセージを寄せ、スタートアップ支援強化の方針に言及。現職首相の関与は4年連続となり、片山さつき財務大臣(金融担当)、赤澤亮正経済産業大臣、松本尚デジタル大臣ら現職閣僚が登壇者に名を連ねました。さらに経済産業省・文部科学省・観光庁・JETROが後援に入り、政府・省庁とWeb3業界が正面から対話する場として定着したことを印象づけました。

トレンド1:Web3は「規制対象」から「国家戦略」へ

開会挨拶に立った自民党幹事長代行・萩生田光一議員は、経産大臣時代からのWeb3政策への関与を振り返りながら、2026年4月に提出された金融商品取引法改正案の意義を語りました。暗号資産を金商法の枠組みへ移す本改正は、日本の個人投資家にとって長年の課題だった税制(分離課税化)への道を開くものとして、会場でも最も注目されたテーマのひとつです。「日本の暗号資産ETFは米国の何を再現し、何を超えるか」というセッションが組まれたこと自体が、議論のステージが「解禁の是非」から「制度設計の中身」へ移ったことを示しています。

トレンド2:主役は伝統金融——メガバンク・世界的運用会社が最前列に

今回のWebXで最も象徴的だったのは、登壇者・スポンサーに並ぶ伝統金融の顔ぶれです。みずほFG・三菱UFJ FG・三井住友FGの3メガバンクからCDTO/CDIOクラスが登壇し、SBIホールディングスの北尾吉孝会長兼社長も名を連ねました。海外からはBlackRock、Fidelity、Franklin Templetonといった世界的運用会社がスポンサーに入り、J.P. Morganのブロックチェーン部門「Kinexys」のグローバル統括責任者やVisaのデジタル通貨責任者(アジア太平洋)も登壇。数年前まで「クリプト企業の祭典」だったステージは、いまや伝統金融がデジタル資産戦略を発表する場に変わりました。

トレンド3:ステーブルコインが「本命ユースケース」として離陸

会場で存在感が際立ったのがステーブルコインです。USDC発行体のCircle、Ripple、そして日本円ステーブルコインのJPYC岡部典孝代表がスピーカーに並び、シンプレクスの金子英樹CEOは講演で、少額決済向けのJPYC、大口決済向けの信託型JPYSCという「円建てステーブルコインの使い分け」の構想を提示しました。さらにINSPAYは米Mysten Labsとの戦略協業を発表し、Suiブロックチェーンのガスレス送金を基盤にした自動販売機・飲食店向けのステーブルコイン決済をWebXで初公開。「ステーブルコインを語る」段階から「実店舗で使う」段階への移行が、日本でも始まったことを示す発表でした。

トレンド4:DAT(デジタル・アセット・トレジャリー)が日本市場の主要テーマに

企業が暗号資産を財務資産として保有するDATも、今回の主要テーマでした。ビットコイン財務戦略で知られるメタプラネットがプラチナスポンサーに入り、イーサリアム版DATの代表格である米Bitmineのトム・リー会長は「イーサリアム2.0時代の到来」と題した講演でイーサリアムの回復シナリオを提示。初日には「イーサリアムが変える企業財務」というセッションも組まれ、上場企業の財務戦略としてのデジタル資産保有が、米国発のブームから日本市場の実務テーマへと広がっている状況が浮き彫りになりました。

トレンド5:AI×Web3の融合と、IP・エンタメの再参入

今年のWebXは公式テーマに暗号資産・ブロックチェーンと並んで「AI」を掲げ、メディアアーティストの落合陽一氏や、自民党AI・web3小委員会委員長の平将明議員が登壇。シンプレクス金子CEOの講演タイトル「AIメビウスの輪と日本の活路」に象徴されるように、AIとWeb3を切り離さず一体の次世代テック戦略として語る潮流が鮮明でした。またスポンサーにはカプコンやLINE NEXTといったゲーム・IP企業も名を連ね、日本の強みであるIP×Web3の再挑戦が静かに進んでいることも見逃せません。

5つのトレンドと象徴的な動き

トレンド

WebX 2026での象徴的な動き

国家戦略化

現職首相の関与4年連続、現職閣僚の登壇、金商法改正案・税制議論

伝統金融の主役化

3メガバンクCDTO級、BlackRock・Fidelity、J.P. Morgan Kinexys、Visa

ステーブルコイン

Circle・Ripple・JPYC登壇、円建てステーブルコイン構想、実店舗決済の初公開

DAT

メタプラネットがプラチナスポンサー、トム・リー氏のイーサリアム講演、企業財務セッション

AI×Web3・IP

公式テーマにAI、落合陽一氏登壇、カプコン・LINE NEXTがスポンサー参画

Xでの反応——「日本のWeb3にとって歴史的な一日」

会期中、Xでは公式アカウント(@WebX_Asia)が両日のハイライトを発信し続け、海外プロジェクトやスポンサー企業からも「#WebX2026」での参加報告・ブース告知が相次ぎました。国内の参加者からは「日本のWeb3・暗号資産業界にとって歴史的な一日」といった投稿も見られ、閉幕後はZouk Tokyoでのオフィシャルアフターパーティーまで熱気が続きました。海外勢の投稿に共通していたのは、「規制が明確で、政府・大企業と直接つながれる日本市場」への高い関心です。

まとめ

  • WebX 2026は首相・閣僚・省庁が関与する「国家級カンファレンス」となり、Web3が日本の国家戦略に組み込まれたことを示した

  • 主役は伝統金融へ。メガバンク・世界的運用会社・カード大手が、ステーブルコイン・RWA・ETFを実務として語る段階に入った

  • ステーブルコインの実店舗決済、企業財務としてのDAT、AI×Web3の融合が2026年後半の主戦場になる

これらは弊社株式会社Dawinで対応可能です。DawinはWeb3・暗号資産領域のグローバルマーケティングを専門とし、国内外カンファレンスでのプレゼンス構築、海外コミュニティ・KOLへの発信、プロジェクトのグローバルローンチまでを一気通貫で支援しています。

「WebXのようなグローバルイベントで自社の存在感を高めたい」「日本市場に関心を持つ海外プロジェクトとして日本向けマーケティングを強化したい」——そんなご相談を歓迎しています。まずはお気軽にお問い合わせください。

関連記事

マーケティング・Web3関連のご相談なら、まずは無料でお問い合わせください

マーケティング・Web3関連のご相談なら、まずは無料でお問い合わせください

マーケティング・Web3関連のご相談なら、まずは無料でお問い合わせください

SNSマーケティング、海外マーケティング、インフルエンサー起用、海外展開やWeb3関連のご相談に、Dawinの専門チームが無料でお答えします。

無料で相談

Connect to Content

Add layers or components to infinitely loop on your page.

Connect to Content

Add layers or components to infinitely loop on your page.

Connect to Content

Add layers or components to infinitely loop on your page.

あなたのブランドを

再構築する

あなたのブランドを

再構築する

あなたのブランドを

再構築する

海外市場特有の課題とチャンスに合わせた専門的な戦略の企画立案を提供します。 市場でのポジショニングやキャンペーンの設計から、市場参入(GTM)戦略やエコシステムの成長に至るまで、私たちのチームはプロジェクトがマーケティングの複雑さを乗り越えられるよう支援します。